ファクタリング会社の審査ポイント その2

次に、審査のポイント「売掛先の会社」「差し押さえのリスク」についてチェックしてみましょう。

【売掛先の会社】
ファクタリング会社は、あなたの会社から売掛金を債権として買い取る事になるので、審査するポイントはあなたの会社ではありません。
重要なのは、売掛先の会社になるんです。
即日で事業資金を用意したい場合は、基本2社間ファクタリングという契約をすることになります。
2社間ファクタリングとは、あなたの会社とファクタリング会社の2社間で契約することで、売掛先の会社には一切知らせないという契約です。
ファクタリング会社が売掛先の会社に直接行ってチェックすることはできないので、帝国データバンクや日本信用情報機構などの信用調査機関を利用して、その会社の信頼度を審査するんです。
よって、ファクタリング会社が重要となるのが売掛先の会社の信頼性ということになりますよね。

【差し押さえのリスク】
あなたの会社の口座に差し押さえのリスクがあるかどうかも審査ポイントになります。
2社間ファクタリングでは、売掛金をすぐ現金化してもらい、後日あなたの会社の口座に売掛金が取引先から振り込まれますよね。
そのお金をファクタリング会社に送金することで取引が終わります。
もしも、あなたの会社の口座が税金滞納などで国から会社の口座を差し押さえられた場合どうなるでしょう。
後日、あなたの会社に取引先から期日通りに売掛金の振り込みがあったとしても、口座を差し押されているため、ファクタリング会社に送金することができなくなります。
ファクタリング会社は、あなたからからお金を回収することができなくなりますよね。
ですから、ファクタリング会社はあなたの会社にすぐに口座を差し押さえられるようなリスクはないか審査します。
ですが安心してください。
たとえ多少の税金の滞納があったとしても、そこまで切迫している状態なければ、審査が通るケースが多い場合がありますよ。

以上がファクタリング会社と銀行の審査ポイントの相違点となります。

ファクタリング会社の審査ポイント

ファクタリング会社と銀行などの金融機関で審査するポイントは異なってきます。
では、審査のポイント「短期間の取引」「売掛金の種類」についてチェックしてみましょう。

【短期間の取引】
<銀行の場合>
銀行など金融機関から融資を受ける場合に重要になってくるのは、長期間にわたって返済できるかどうかということです。
借りる金額によって違ってきますが、3年や5年、またそれ以上といった長期間にわたって返済をすることになりますよね。
ですので、銀行側として重要になってくるのは、長期間にわたって返済ができる企業や会社なのかということです。
あなたの会社の信頼性をチェックしなければいけないんです。
<ファクタリングの場合>
ファクタリングを利用する場合に重要になってくるのは、あなたの会社から買取った売掛金が期日までにちゃんと入金さえすれば良いということです。
あなたの会社との取引は、長い場合でも数カ月といった短期間だけということになりますよね。
よって、今後のあなたの会社が成長し、安定的な経営ができるかどうかは関係ないのです。
ファクタリング会社にとっては、買い取った売掛金が短期間でちゃんと回収できるのか、売掛金の信頼性や売掛先の支払い実績をチェックすれば良いのです。

ファクタリング会社は銀行と比べると、短い期間の取引なので、審査も金融機関より簡単になるんですね。

【売掛金の種類】
審査をスムーズにするためには、ファクタリング会社が買い取る売掛金の種類が重要ポイントになります。
売掛金は、「定期的な売上」「単発の売上」に分けることができます。
<定期的な売上>
過去から長年にわたって定期的に取引があり、売掛金が発生している状態であれば、定期的な安定した売掛金ということになります。
こうした定期的な売り上げのある売掛金の場合は、審査が優遇される傾向にあります。
<単発の売上>
単発的な売り上げ、新規の取引先の売り上げの場合は、過去に実績がないため、その会社がきちんと売掛金を期日までに支払ってくれるのか、審査に時間がかかったり、審査が通らなかったりする場合があります。

ファクタリング会社の審査では、売掛先の信頼性を見られるんですね。

割引手形とファクタリングの違いは?

割引手形とファクタリングって似てるんじゃないの?両方とも即日資金を調達できるんじゃないの?という疑問を持った方もいるのではないでしょうか。
ここで、それぞれの違いについてご紹介します。

<手形>
手形というのは、未来の特定の日に特定の金額を支払うことを約束をした有価証券のことです。
手形に記入された金額(額面)に見合うお金が今は無いけれど、手形を振り出すことで支払いに充てることができます。
これは手形を振り出す会社が信用できることを意味します。
手形を振り出すことで、支払いを先に延ばすことができるという仕組みなんです。
しかし、注意しなければいけことがあります。
手形に記載されている期日までに資金を用意できない場合、「不渡り」になってしまいます。
半年の間に2回「不渡り」を出してしまうと、事実上の倒産という扱いになってしまうのです。

<割引手形>
割引手形は、手形を受けとった際に、手形に約束された支払い期日よりも前に銀行などに手形を持って行くことで、額面の金額より割り引いた金額を受け取ることができます。
このように割引手形は、手形を担保にした融資という考え方で、実際は借り入れと変わらないのです。
銀行からの融資は担保が必要ですよね。
この場合は、取引先が振り出した手形が担保となります。
これは銀行からお金を借りているということになりますよね。
もし、取引先が不渡りを出してしまったら、担保である手形の価値がなくなってしまい、銀行から返済を求められることになります。
手形を用いて資金調達をした場合は、融資契約であり借り入れと扱いが同じになります。

<ファクタリング>。
ファクタリングは、売掛金を買い取るサービスで。融資や借り入れではありません。
ファクタリング会社が売掛金を債権として買い取ることで、売掛金の額面から一定の手数料を引いた額を用意してくれます。
この契約は、債権の買い取りという扱いになるので、売掛先の会社が倒産したとしても、あなたの会社に返済の義務はないことになります。
ファクタリングの場合は、このようなリスクがあるので、一般的な銀行や金融機関からの借り入れよりも高い手数料を設定しているのです。

このように、もしも取引先が倒産したとしても、ファクタリングの場合はあなたの会社が返済する必要がないというのが割引手形との大きな違いなんですね。

ファクタリング会社が即日で現金を用意してくれる理由

では、ファクタリング会社が即日で資金を用意できるのか、もう少しく詳しく説明していきましょう。

まずは、銀行からの借り入れとファクタリングサービスの仕組みを比較してみましょう。
<銀行の場合>
銀行などの金融機関からの融資の場合は、一般的に長期にわたって取引していきます。
長期間でお金を回収するので、どのように返済していくのか、月々の返済計画を立て、きちんと返済する能力があるのかどうかが大事になり、そこをしっかり審査します。
あなたの会社の事業状況や経営状態、赤字決済ではないかなど、細部わたり審査する必要があります。
取引が長期になるため、返済能力があり信頼性のある会社かどうかが審査する上で重要なポイントなんですね。

<ファクタリングの場合>
ファクタリング会社の場合は、あなたの会社から売掛金を買い取り、売掛先からの売掛金の入金後、ファクタリング会社に送金するだけで取引が終わります。
つまり、短期間の取引なんです!
ファクタリング会社は、買い取った売掛金がすぐに回収できるかが審査する上で重要なポイントとなります。
なので、細かな審査は必要ないため、すぐにお金を用意してくれるんです。
ファクタリング会社は貸したお金を短期間で回収することができるというのが大きなポイントなんですね。

銀行とファクタリングを比較してみると、銀行は長期に渡って回収しなければいけないために、あなたの会社が安定した経営を続けられる会社なのか、長期取引できる会社なのか調査する必要があります。
そのため、審査に時間がかかってしまい、素早く資金調達することはできないのです。
ファクタリング会社は、売掛金が入金されるとすぐに貸したしお金を回収できるので、審査に時間がかからないんです。